室内遊び


子どもの室内遊び


「スワドル」と「おくるみ」

雨の日が続く梅雨の時期や熱中症の危険性がある猛暑日。または子どもの体調不良など、天候や子どもの体調の関係で、お外ではなく室内で遊ぶことが多くなることがありますよね。お気に入りのおもちゃで遊んだり、お絵描きをして楽しく遊んで過ごすものの「少しでも外に出たほうがいいのかな」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

室内遊びは、外遊びと同じくらい子どもの成長には欠かせないものです。指先や脳を使って小さな筋肉や柔軟な思考を育み、親やお友達と一緒に遊ぶことで集団行動やコミュニケーション能力といった社会性も育ちます。また、室内で静かに遊ぶ・何かに取り組むという力も、室内の静かな遊びの中で育っていきます。

 

室内で遊ぶ方法は、体を使った楽しい遊びから、道具を使って思い切り遊べるものまで遊びの種類はたくさんあり、子どもにとってメリットもあります。

 

今回は室内遊びのメリットと気を付けるポイントをお伝えします。



年齢別 室内での遊び方


スワドルは必要?

0歳:スキンシップで五感を刺激

0歳児は大人との愛着を深めること、さまざまな遊びを通して五感を刺激して育むことが大切です。大人とのスキンシップの中で安心感や心地よいという感情を覚え、人への信頼感を高めることができます。生後3ヶ月頃から聴覚や視覚が発達し色や物を認識できるようになります。気軽に遊べる「おもちゃ遊び」は、音が出るものや色使いがはっきりしたおもちゃで積極的に遊んであげるのがおすすめです。

 

おすすめ遊び:「ふれあい遊び」「積み木」「ガラガラ」「絵本の読み聞かせ」


スワドルは必要?

1歳:指先を使った遊びを増やす

1歳児は指先の動きが発達してくる時期です。室内遊びは指先を使った遊びが多く、物を掴んだり、リズムに合せて手や指を動かしたりすることで、指先の発達を促す狙いがあります。徐々に道具を使って遊べるようになってくるので、指先の細かい力加減なども遊びを通じて覚えていくことができます。おもちゃを上手に持って遊んだり、1人で歩けるようになると体を動かして遊ぶことも増えていきます。

 

おすすめ遊び:「絵本の読み聞かせ」「マネっこ遊び」「積み木」「お絵描き」「ボール遊び」「型はめパズル」


スワドルは必要?

2歳:体を動かしてコミュニケーションも取る

運動能力が発達し自由に動き回ることができるようになり、体を動かして運動することの楽しさをより感じられるようになります。2歳児は自我が芽生え始めると同時に、友達の存在も意識するようになります。簡単な遊びのルールも理解できるようになるので、ルールを共有することで、人との関わる楽しさを知ったり、相手の動きに合わせて間合いや相手の呼吸を感じることで、コミュニケーション能力の向上に必要な能力を育みます。

 

おすすめ遊び:「だるまさんがころんだ」「かくれんぼ」「ダンス」「粘土」「折り紙」


スワドルは必要?

3歳:手先が器用になり細かな遊びも

運動能力や離し言葉の基礎が育ち、身近な大人の行動や日頃の経験を取り入れ、ごっこ遊びの中で再現します。この頃は「なぜなぜ期」が始まるので、「どうして」「なぜ」と、あらゆることに興味を持ち意味や原因を知りたがるようになります。また、手先も器用になり、折り紙を上手に折れるようになります。細かな遊びも工夫して楽しめるようになります。

 

おすすめ遊び:「お絵描き」「ごっこ遊び」「かるた」「ボール遊び」「かくれんぼ」「ぬりえ」「絵本の読み聞かせ」



気を付けるポイント


おすすめ エルゴポーチのスワドル

安全面に配慮する

部屋の中には棚や机、はさみやホチキスなどさまざまな物が置いてあるため、注意が必要です。家具の角には当たってもケガしをないようにコーナーガードを取り付けたり、誤飲の可能性が高い小さい物は、手が届かない場所に置きましょう。また、子どもが引き出しや扉を開けないようにチャイルドセーフティロックを付けましょう。

 

目が届く範囲内で遊ばせる

普段過ごしている家の中でも、遊びの中で思いがけない危険が生まれる可能性もあります。テーブルやソファから落ちてしまったり、扉に手足を挟んでしまったり、床に落ちていた電池を食べてしまったり…さまざまなことが起こります。なるべく目を離さないよう、近くで見守り適度な声掛けをすることが大切です。

 

子ども同士のケンカや衝突に注意する

室内遊びでは思い切り体を動かしてエネルギーを発散させることは難しいため、徐々に子どももストレスを感じるようになります。そのため、兄弟・姉妹同士でのケンカやトラブルが起こりやすくなります。室内でも色々な遊びができるようレパートリーを増やしておくとよいでしょう。

 

近所迷惑になっていないか注意する

1歳頃は自立歩行が出来るようになり、2・3歳頃は部屋の中を走り回ったり飛び跳ねたりします。マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる場合、子どもの足音や物音が騒音となっていないか注意しながら遊びましょう。あらかじめ、床に防音マットを敷いておくと、歩く音やおもちゃなどを落とした時の音などを吸収してくれるのでおすすめです。



室内遊びを変化させて楽しもう


スワドルは必要?

室内での遊びは、机の上で遊べるものから体を思い切り動かして遊べるものまで、さまざまな遊び方があります。同じ室内でも使用する道具を変えたり、ルールを少し変えてみたり、子どもの成長に合わせて難易度を上げることもできます。

 

子どもの月齢や成長・発達の段階に合わせた遊びをして、室内遊びも少しずつ変化させていくことが大切です。赤ちゃんや子どもの反応を見ながら、その都度好きな遊びを見つけてあげましょう。