子どもを持つと、成長の早さに驚かされます。特に新生児~赤ちゃんの成長はあっという間に感じられます。毎日の赤ちゃんのお世話は大変、そんな中でも赤ちゃんの成長も残しておきたいですよね。
育児日記は、赤ちゃんや子どもの成長・日々の出来事・健康状態などを記録する日記のことです。特に赤ちゃんが生まれてからの数年間にわたって使われることが多く、育児の備忘録や思い出として、また医師や保育士との情報共有にも役立ちます。
今回は、そんな育児日記についてお話します。
健康管理がしやすくなる
赤ちゃんの授乳や睡眠、排泄のタイミング、体調の変化などを記録することで、健康状態を客観的に把握できるようになります。特に、まだ言葉を話せない時期の子どもの異変にいち早く気づくためには、日々の小さな変化を記録しておくことがとても役立ちます。
小さな成長の喜びを見逃さない
育児中は毎日が忙しく、子どもの成長やできるようになったことをその場では覚えていても、時間が経つと忘れてしまいがちです。日記をつけておくことで、過去を振り返り、「この頃にはもう寝返りができたんだな」「初めて笑ったのはこの日だったな」と、成長の軌跡を確認することができ、大きな喜びや感動を再び味わうことができます。
悩んだときに振り返って参考になる
育児は喜びだけでなく、戸惑いや不安、孤独を感じることも多いものです。育児日記に自分の気持ちを書くことで、気持ちを整理したり、ストレスを和らげたりする効果も期待できます。あとから読み返したときに、「こんなに頑張ってきたんだ」と自分を励ます材料にもなるでしょう。
保育園・病院での情報共有がスムーズ
病院の診察時や保育園に預ける際など、日々の記録があることでスムーズに情報を共有できるという実用的な利点もあります。
将来、子どもに見せてあげられる思い出にもなる
ずっと先のお話に感じるかもしれませんが将来的には、成長記録として子どもに見せてあげることもでき、親子の大切な思い出にもなるでしょう。
育児日記は単なる記録ではなく、親子の絆を深め、日々の育児を支えてくれる心強いツールなのです。
書く目的を決める
まず、「なぜ育児日記を書きたいのか」を軽く意識してみましょう。例えば、赤ちゃんの健康管理をしたい、成長の記録を残したい、自分の気持ちを整理したい、将来子どもに見せたい、目的によって、書く内容や形式も変わってきます。
形式を選ぶ(手書き or デジタル)
◆手書きが向いている人
・書くことで気持ちが落ち着く
・紙の手触りが好き
・見返す時間も楽しみたい
市販の育児日記帳や、普通のノートを使うのもOKです。
◆デジタルが向いている人
・スマホでサッと記録したい
・グラフや写真も使いたい
・他の家族と共有したい
無料アプリ(例:ぴよログ、ninaru baby、ベビレポ など)が便利です。
書くタイミングを決める
「毎日書かなきゃ」と気負わず、自分の生活リズムに合わせて決めましょう。
・毎晩、寝かしつけ後に数分
・授乳中のスキマ時間にメモ
・忘れたら週末にまとめ書きでもOK
「継続すること」が大切なので、完璧を目指さずゆるく始めるのがおすすめです。
書く内容を決める(最初はシンプルでOK)
初めて書くときは、以下のような項目から始めてみるとよいでしょう。
・起きた・寝た時間
・授乳やミルクの回数・量
・おむつの回数・状態
・今日の機嫌・できたこと
・自分の気持ちや悩み(短くてもOK)
例:
起床:7:00
授乳:5回(左右とも)
おむつ:おしっこ3回、うんち1回(やわらかめ)
今日:初めて声を出して笑った!
ママメモ:寝不足だけど、成長が嬉しい日
◆無理せず、続けられるペースで◆
日記は「義務」ではなく、未来の自分と赤ちゃんへのプレゼントです。忙しい日は「一言だけ」でもOK。「今日は疲れて無理だった」も立派な記録です。
育児日記を始めることは、赤ちゃんの成長を大切に見守る第一歩です。毎日一緒に過ごしていると、なかなか変化に気付けないことが多いですが、日記に書いて後から振り返ってみると、あれが出来るようになった、こんなことをがあった、と赤ちゃんが少しずつ出来ることが増えていること、成長していることに気付けます。
また、首がすわった日、寝返りが出来るようになった日などを記しておくと、赤ちゃんの乳幼児健診の際に振り返りがしやすいので便利です。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、続けるうちに、きっと書く時間が楽しみになりますよ。