幼児期の寝かしつけ


悩みが尽きない 子どもの寝かしつけ方法


悩みが尽きない 子どもの寝かしつけ方法

2歳~の幼児期になると、だんだん自我が強くなり「寝なさい」と言っても「いや!」と反抗的になることもあります。なかなか寝てくれないと睡眠時間が短くなり、心配になりますよね。

 

その他にも、なかなか寝室に行ってくれない、ベッドに入っても寝るまで時間がかかる、パパorママが一緒じゃないと寝ない、夜中に起きてしまうなど、寝かしつけの悩みは尽きません。

 

今回は、そんな子どもの寝かしつけについてお話します。



寝かしつけのコツ・アイデア


寝かしつけのコツ・アイデア

寝る前のルーティンを作る

例えば、お風呂 → 歯みがき → 絵本 → おやすみなさい 毎晩同じ流れにすると、「そろそろ寝る時間だな」と子どもが自然に感じるようになります。

 

寝る前のスキンシップ

ハグやトントン、足の裏マッサージなど、子どもの心が落ち着くと眠りやすくなります。

 

お昼寝の時間・長さを見直す

夕方など遅い時間のお昼寝や、お昼寝自体が長すぎると夜寝づらくなります。

 

絵本やお話でリラックス

読み聞かせは寝かしつけにとても効果的です。穏やかな話がおすすめです(冒険系より、動物が眠る話など)



よくある寝かしつけの悩みと対策


よくある寝かしつけの悩みと対策

寝室に行きたがらない/まだ遊びたい!

楽しいことの途中で「寝る時間」って言われるとイヤになってしまうのです。

・寝る前の「楽しい儀式」(絵本、お気に入りのぬいぐるみを選ぶ、シールを貼る、など)で寝室に行くのを楽しみにさせる。

・「あと5分でおしまいだよ~」と事前予告で気持ちを切り替えやすくする。

 

なかなか寝ない/布団に入っても遊び出す

・寝る前のテンションを落とす(テレビや激しい遊びは控える)

・部屋の明かりを暗くする&静かな環境を作る。

・トントンや手をつなぐなど、安心感を与える。

 

パパorママがいないと寝ない

・一緒にいても「少しずつ距離を取る」方法で自立を促す(例:トントン→隣にいるだけ→ドアの外で待つなど段階的に)

・寝かしつけのときだけ使えるお気に入りのぬいぐるみや毛布を使うのも◎

 

夜中に何度も起きる

・昼間の活動量が足りない場合もあるので、体をしっかり動かす時間を作る。

・目覚めたときにすぐ構わず、少し様子を見る(すぐに反応するとクセになることも)



寝かしつけに理想的な寝室環境


寝かしつけに理想的な寝室環境

照明:暗め&落ち着く色味に

・真っ暗が怖い子には、豆電球や間接照明を使いましょう。

・青白い蛍光灯よりも、オレンジ系のあたたかい色(電球色)がおすすめです。

・寝る30分くらい前から、部屋を暗くして「夜モード」に切り替えると、体も眠る準備を始めてくれます。

 

音環境:静か or 安心できる音を

・テレビや大人の話し声、スマホの音はオフにしましょう。

・気になるようなら、ホワイトノイズ(波の音・雨音など)やオルゴール音・子守唄もおすすめです。

・安心できる音があると、一人寝のときも寂しさが軽減されます。

 

室温と湿度:快適に保つ

・室温:夏は25~27℃、冬は20~22℃くらいが目安です。

・湿度:40~60%くらいがおすすめです。

・加湿器やエアコンをうまく使って、快適な空気を保ちましょう。

 

寝具:安心&快適なものを

・肌触りの良いパジャマや布団を用意しましょう。

・お気に入りのぬいぐるみやタオルがあると安心する子も多いです。

・枕やマットレスが合っていないと寝づらさにつながることもあります。

 

おもちゃ・刺激物は寝るスペースから外す

・視界におもちゃが入ると「まだ遊びたい!」という気持ちを引きずることもあります。

・寝室は「寝る場所」としてシンプルに保つと効果的です。



子どもの生活・睡眠リズムを整えて


子どもの生活・睡眠リズムを整えて

幼児期の後半になると保育園や幼稚園などの社会と関わることが増えて、自我や意志が強くなることもあります。今まで通りの寝かしつけが通用しなくなることもあります。

 

子どもの睡眠リズムが整えば、パパ・ママの負担も軽くなり、楽しい子育てに繋がります。ご家庭でできる睡眠習慣や環境の見直し、寝かしつけ方法を試してみてください。